ここオーストラリアでは直近のシドニーオリンピックに次いでの開催と、
とても盛り上がっています。
9歳で、将来プロの乗馬選手になると言い出し、乗馬クラブで乗馬を始めた我が家の次女。13歳から障害馬術競技に参加し始め14歳で全日本馬場馬術大会チルドレン部門入賞。15歳で、父親の母国オーストラリアへ単身で渡り現地で調達した自馬を持つが…現在19歳の次女の、波乱万丈の馬との人生物語を母目線で書いています。
オーストラリアに来てから早いもので丸4ヶ月経ちました。
昨年もあっという間でしたが、今年も同じくあっという間に時間が過ぎています。
私は、過去いろんな所に住んでいますが、この特殊な時期に「住む国を変える」ことは予想以上に、身体にも精神的にも負担がかかることを実感しました。今やっとこの生活リズムに慣れてきたような気がします。
メルボルンに住んでいる長女とも、メルボルンが最近またロックダウンになったこともあり、自由に会えずにいますが、本人はとても元気に過ごしています。
次女は、昨年7月から雇用されたステーブルで未だに働いており、時にクライエントにレッスンをつける日もあるようです。また、オーナーをはじめ、皆さんにお世話になりながら、オーナーに所有されている4歳馬で試合も経験しました。ただその馬が(自分が普段からトレーニングしている)ポニーだったので文句を言っていましたが、4歳馬のテストで70%を初めて超え、60%台の壁を超えた感覚が味わえたようで試合後はとても満足していました。
そして現在、以前働いていたところで知り合った方が救助した、多分、ネグレクトという虐待を受けていた元競走馬を、週3回調教し、3ヶ月後、どんな人でも騎乗ができる馬に育て売却するというプロジェクトに関わらせてもらっており、1回のセッション、、、(騎乗できるほど人間を信じていないので、今はランジングのみ。まだとても乗れる状態ではありません。)50ドルの報酬をもらっています。またこの話は別の機会にさせてもらいます。
ということで、この4ヶ月の間、次女の周りには、相棒の犬や馬が増え、また、プロジェクトに関わらせてもらったり、友人の馬に騎乗し写真撮影があったりと、いろんなことが起きています。今後はしばらく、忙しい時期が続くと思いますので、時間を置かずにご報告できたらと思っています。
これからもよろしくお願いします。
↑長女の犬マーズ(プードルxゴールデンレトリバー)と、次女の犬フィーフィー(トイフォックステリア)
オーストラリアはイギリスの植民地だったという歴史もあり、今でもイギリスとの交流が盛んです。
夫の両親はイギリスからの移民なので夫はオーストラリアで生まれた一世ということになります。義母は、ロンドン生まれロンドン育ちで、とてもエレガントな人でした。
話が外れましたが、、馬場馬術のイングランドチームはオリンピックや国際競技でも1、2位をドイツやオランダと争う強豪チームです。
2018年、次女の働いていた厩舎のオーナーが2016年リオデジャネイロオリンピックイングランドチームメンバーの一人、スペンサーウイルトン選手を招きレッスン会を開催しました。
次女は、当時担当していたポニーで2度ほどレッスンを受けさせてもらったのですが、ウイルトン選手からは問題点を指摘され、それを改善するためのやり方を教えてもらい、それをポニーとのトレーニングに取り入れていたそうです。その後、ポニーとのパートナーシップは劇的に向上し、最終的にはアドバンスの競技にも出場することができました。
どんなに短時間のレッスンでも、経験豊富な選手やコーチから教えてもらえることは数多くあるものだなぁと私も感心しきりでした。
これからも次女には、いろんな人に会い、たくさんの現場を見て、学ぶ機会が多くあってほしいなと、思います。
ポニーは慢性的に患っていたせん痛(コリック)の症状が酷くなり、昨年早々に亡くなりました。牝馬享年8歳。人の馬への接し方が悪ければ改めるまで反抗するという、、、次女にたくさんのことを教えてくれた、とても賢い良い馬でした。