新しいクラブのコーチも娘達の全国大会出場への夢を大いに賛同してくれ、これで念願叶って素晴らしい思い出を作ることができると大喜びしていたのも束の間、
お願いしてしまった手前、全てを受け入れる準備はできていましたが、
私にとって想定外だったのは、それにかかる想定外の費用でした。
我が家の夫はサラリーマン。
どこかに私のヘソクリがあるわけでもなく。
外国で駐在で働く夫のお陰で何の不自由もない暮らしを送っていたわけですが、費用の説明を受けた際、私がパートに出たからといって到底間に合うような金額ではない費用がかかることに衝撃を受けました。
胃がキリキリと痛みましたが、まさか、その場でやっぱりやめますと言うわけにもいかず、、、夫に相談すると、、
”OK. No problem." いいよー問題なし
と一言。えっいいの?
そこで、金額の詳細を夫に説明し私のストレスも共有してもらおうと言い始めたところでストップがかかりました。
「言わなくていい。知りたくないから、それは聞かないでおく。任せる。」
と。この費用のストレスは私一人で請け負うことにし、家計のやりくりが始まりました。
1年間でかかった費用の内訳は、金額はさすがに記載するつもりはないですが、
馬のリース費月払い(良い馬になればなるほどかかります。年間でいうと車を一台買えるほどです。)
馬の維持費月払い (馬の蹄鉄、馬の歯の手入れ、栄養剤、食費、等)
宿泊費、交通費 (遠方への遠征の場合、現地での宿泊費がかかります。車で行くならガソリン代)
試合への参加費
馬の輸送費 (遠方であればあるほど輸送費がかかります。)
レッスン代
入会金
クラブまでのガソリン代
新調した鞍の費用
馬装に必要なものの代金 (サドルパッド、ポロラップ、ブラシ、など。)
娘達の試合用の服装にかかる費用 (ジャケットは一つ購入し、二人でシェアさせました。)
最後の山場、全日本大会へ娘達が出場した時には、経済的にも精神的にも体力的にも
疲れ果てた私は、戦いが終わったという安堵感の方が娘達の試合の結果より大きかったです。娘達も、特に長女は、同時に高校卒業試験から大学入試などもひっくるめて全て終わったので、結果がどうであれ、充実感で満たされていました。
本当にいろいろあった1年でしたが、夫も含めて家族皆、やって良かった。という気持ちでした。
想定外なのは、形は違っても、まさか、これが今も続いているということです。
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