誰も手懐けられない暴れ牝馬のポニーが、次女が働く厩舎にいました。
騎乗者を乗せて馬場から出て行ったり、
運動の最中に騎乗者を振り落とそうとして大暴れすることも。
他のライダーも思い通りにならないポニーに感情的になり、
言い聞かせようとして、かなり鞭で叩いていたようです。
振り落とされたライダーも多く、
巷では有名なポニーでした。
働き始めて1年後。
次女がそのポニー担当になったと聞き、
私も恐ろしくなりました。
何もせずにただ乗って終わりにするか、担当を外してもらうよう上司にお願いするよう、
次女に懇願しました。
が、
もうすでに自馬のロミのおかげで暴れ馬にも慣れる、というか、馬が立ち上がる直前の
気配なども感じることができるようになっていた次女は、始めこそ手こずっていましたが、ポニーのご機嫌を取りながら少しずつ調教を始めていきました。
ポニーは7歳の牝馬です。
牝馬は、
気性のアップダウンが激しい馬が多いようですが、
感情的な牝馬の動きは馬場馬術では魅力的なんだそうで。
次女は牝馬が好きです。
牝馬の調教は、騎乗の際、上げて上げて上げまくり、可愛いね、と褒めてやり、
機嫌を取ることを繰り返し、思い通りにしていく。
この方法がこのポニーとうちの自馬のロミには功を奏したと言ってました。
ポニーが次女の騎乗に慣れたところで(ポニーが次女の騎乗を許可したところで)、
馬術の調教が始まりました。
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