マレーシアに住んでいる私も、駆けつけて行きましたが、行ってみて驚愕しました。
ほとんどの子どもたちの親は、キャンピングカーと馬を運べるトラックが合体した車で
観戦しに来ていました。こういう文化は日本にはないので私も驚きましたが、それよりも何より、周りの友達の家族がこんなに馬を飼うという整った状況の中でいるのに対し、私たちが何もしてあげられず、今まで一生懸命友達に頼んだりして試合に出ていたんだなと、思うと、次女に本当に申し訳なくて、涙が出ました。
家族が一丸となって、馬も犬も猫も、自転車も、食料も全て自分たちで持ち運び、家族全員が、快適に4、5日間滞在できるようになってました。当然、競技場にもキャンプができるようにシャワーやトイレや洗濯機が設置されています。
私と次女は、競技場近くの安いホテルに宿泊し、レンタカーで移動。
競技は、馬場馬術、障害馬術、総合馬術、牛を追い込む競技など、様々あります。
また、親もボランティアとして手伝うことが義務付けられています。
私ができないこともたくさんありましたが、できることには参加。
できないボランティアは、他の子は親がするところを、うちは次女がやってくれました。
まだ16歳の次女ですが、他の子は親が全てする、試合へのエントリーや、馬の栄養管理、体調管理、世話一般、試合の際の馬の移動を頼む、など、一切合切を自分でやっており、本当に夢を達成するために、本気で頑張ってやっているんだなと、感心しています。
新しい環境に敏感になる我が家の馬の世話は、次女がつきっきりでサポート。知らない音や、物を見るたび、暴れます。この競技場では、子供たちが馬だけでなく、自転車などでも遊んでいて、一時、それを見て大暴れ。危うく次女は振り落とされそうになりました。
こういう場面に出くわすと、私は気分が悪くなります。ですが、次女は気丈に振る舞い、こんなの当たり前、と、言って平然としていました。その姿を見て、私もこの子のために気丈に振舞わなければ、、と、思うのですが。
試合の結果はいまいち。ですが、それより何より、馬がテストの最中暴れなかったのが良かった。次女も、コーチも必死でサポートしてくれました。試合前、1時間、馬の気を落ち着かせるために輪乗りの速足で騎乗。お尻がすりむけた、、、そうです。だろうなあ。
今回の試合で学んだことは、もう、このようないろんな競技がある試合には出ない方が良いだろう、ということ。我が家の馬は馬場馬術の馬です。この競技に使う馬は、元来、敏感な馬も多く、、こういう場所では、敏感になりすぎて危ないのです。特にうちの馬は繊細で、あまり競技経験がないのも問題なのでしょうが。
とりあえず今回は何事もなく終わりました。ホッとしました。本当に何もなくてよかったです。
タムワースで楽しかったことは、次女と色々な話ができて、新しい知らない土地を私なりに楽しめたこと。そして、次女の頑張を感じ、改めて、この子は馬に乗るために生まれてきたのかな、と、思いました。
ロミ、お疲れ様!