2022年1月29日土曜日

さてどうなることやら…あと6本残っている”秘密”の凍結精液ストローの使い道

 

⬆️最近のローワンです。

オーストラリアはコロナのオミクロン株の流行が続き
(今はピークが過ぎたと言われています。)
ついに今月はじめ、次女も罹ってしまいました。
発熱と喉の痛みと倦怠感が続き、しばらく心配しましたが、
1週間ほどで回復し、今は、すっかり良くなりました。
日本の皆さまも
どうぞお気をつけてお過ごしください。

次女は
今年21歳になります。

パンデミックの影響を受け
ここ2年ほど
オーストラリアの主流の試合も次々とキャンセルになりました。

21歳までの
ヤングライダーの試合も出場できるのは今年で最後となり
次女の場合、
馬がいないので結局のところ出場は無理なのですが、、、
いろんな意味で残念な気持ちが
増大しているようです。

そんなこともあってか
ここ最近、
なーんとなく、
このままでいいのだろうか、と、
考え始めているみたいです。

次女は、14歳で私の手元を離れ、
16歳で、馬の道に進むと言って
キャリアを積んでいるので
高校は卒業してはいません。
 
21歳を控え、
パンデミックが起きたことをきっかけに、
大学で勉強し直し
馬を趣味として続けていくという人生も有りかもと、
模索し始めています。

実際のところ
一サラリーマンの夫が
一流の馬を用意して
国際試合に出場させ、、、というシナリオはあり得ません。
一つの節目の年齢が
「21だから」
と、
口を酸っぱくして次女に言ってきたことも
きっと次女の頭の中にあるのだろうと思います。

オーストラリアでは
高校卒業資格をいろんな方法でとり直す方法があり、
21歳以上の社会人が大学へ行って勉強し直すことに対しては
比較的柔軟に対応してくれるようだということもわかりました。

と、私と将来のことを
いろいろと話し合っているところに
また
ワクワクするような面白い話が
舞い込んできました。

次女は2年前?確か。。。
ドイツのシークレット(secret)という馬の
凍結精子を購入し、
当時飼育していた牝馬に人工授精を試みたことがあります。

残念ながらこれはうまくいかずに
家族全員肩を落とし、
銀行口座の預金額も
無駄に、
ガタン
と、落ちた、
という経験をしました。

ですが、
まだ凍結精子は
6ストロー分、凍結されたまま獣医のもとに残っています。

6本分を
今後どうするのか特に話し合うこともなく、
要は、
血統の良い牝馬を購入するにも、
血統の良い卵子を購入するにも、
ブルードメア(代理母馬)を購入するにも、
とてつもない費用がかかるので、
もう話さないでおこう、
と、
静かにしていたのです。

と、そこに、
良い意味でも
複雑な意味でも
ドキドキする話が舞い込んできています。

つづく。。。



2022年1月3日月曜日

あっという間に2022年:新年あけましておめでとうございます。

 2021年も変化の多い1年となりました。

変化が多いと言うことは、たぶん、

それだけ一生懸命に何かを追いかけている証拠なんだと思っています。

次女も無事8月に20歳を迎え、

私の役割も、話を聞いて相槌を打つ、

というように変化していて、

彼女が自分の人生の舵を取り歩んでいくことを、

傍から見守ることに徹していかねばと、

私にとっても試練と我慢のしどころであります。


私の唯一の楽しみは、このブログとYouTubeに、

次女が送ってきてくれた動画や写真で許可が出たものを上げ、

いつでも見れるようにしていること。

このブログもYoutube も一般公開していますが、

フォローしてくださっている方々には感謝とともに

私と楽しんでくださっている事に、

私自身が仲間を得た気持ちで嬉しく思っています。


昨年2021年年初めに購入したローワンもだいぶ上に伸びる成長が止まり、

食べた分が脂肪となりやがて筋肉となるような

そんな体形になってきました。

それまでは、食べても食べても上に伸びるだけで、

見た目がガリガリという状態でした。



⬇️


次女は今、個人事業として馬を4頭請け負っています。
次女の身長は166cmですが、オーストラリアでは小柄の方に入り、
ポニーの調教の依頼が多く、今請け負っている3頭はポニーです。


ポニーは性格が機敏で非常に頭が良いのだそうで、
お互いに折り合いをつけるまで大変なんだそうですが、
一旦関係を築くと、とても従順で、
次女もポニーの調教をとても楽しんでいる様子です。⬆️


馬を売却するための写真撮影で騎乗するという依頼もあります。⬆️


小3の時、万博公園でポニーに乗ってからずーっと
プロの馬乗りになると言ってきた次女ですが、
馬とは全く縁がなかった私たちは、
どうやってプロの馬乗りになって生活していくんだろうかと随分心配しました。

ですが次女にせがまれるまま、
人から受けるアドバイスを聞きながら行動して10年以上が経った今、
プロの馬乗りという仕事が
ちゃんとお金につながるということを実感できるようになってきました。

まだまだこれだけでは生活はキッツキツなので、
週末に寝ずにバーテンダーをやり、日中、試合に出たり、馬の世話をしたりと…
大変そうですが、
若くて体力がある当人は
おもしろ可笑しく話をしていて、
夢に向かってまっしぐらな状態です。

Mレベルまで到達できる馬を育てていくことの難しさを感じつつ、
グランプリ馬になり得る馬との奇跡的な出会いを
粛々と、今できることと向き合いながら待つ、
というような謙虚な気持ちも育ってきているように思います。
言ってしまえば、現実的になってきたというか…。

今は一人暮らしをしながら
オーストラリアの馬場馬術界にはびこる(と、本人が言っています。)
人種差別と戦いながら(次女はハーフですがアジア人なので、差別の対象です。)
それがいつも次女の頭にあり、今後どうやってその壁を乗り越えていくのか、
果たして、本当に人種差別があるのかどうかも含めて、
素晴らしい馬との出会いから本物のパートナーシップを築き
世界の馬場馬術会をギャフンと言わせしめる日が来る日を夢みて、
馬にも出会う人に対しても謙虚で、敬い、尊重し、更に
自分を大切にして、生きていってほしいと心から願っています。

2022年はどんな1年になるのでしょうか。

皆様も良い1年をお送りください。

今年もよろしくお願いいたします。