2021年1月15日金曜日

【洗い場でおとなしい馬は重宝される】騎乗者が馬の命運を左右する

リースした馬はドイツから来た馬で、血統は父がハノーバー種ルビンロイヤル。
体格も良く、ステップも力強くて魅力的な馬でした。

Rubin Royal

試合会場でも比較的大人しく、暴れたり神経質になったり、異常に興奮したりということが
少ない馬ではありました。これはひとえに今まで彼が育ってきたドイツという馬大国での扱われ方のお陰だと思います。試合などには小さい頃から頻繁に出場していたんだろうと想像がつきます。

ですが、
この馬の洗い場での素行はあまりよくなく、甘噛みや、落ち着きのなさがあり、ドイツでもこれが原因で、値も高くつかず、比較的若い時点で売り手が手放したのではなかろうかと、今から思えばそんなふうに思ったりもしています。

ルビー

洗い場で神経質な馬は、手入れの最中非常に危ないので、買い手もつきにくいのは確かです。運動中は神経質、という馬は、鈍感な馬よりは頭も良く、頭脳勝負にはなりやすいですが、当然ながら、合図に的確に応えてくれるようになるので、乗り手次第では素晴らしい馬になる可能性も高い傾向があるようです。乗り手が、合図に敏感な馬を育てるためにも、余計な力を入れすぎた脚や、余計な手の動き、ぐらつく座りの状態、、などには注意して騎乗する必要があります。全ての騎乗者の身体の動きは馬には伝わっているので、騎乗者が未熟な場合、意図せず危険な馬を育ててしまうことにも成りかねません。乗り手が未熟な場合は、比較的鈍感な馬で練習していったり、スクールマスターという先生の存在のような馬を持ち騎乗を重ね、乗り手の上達度で馬を乗り換えていくのがオーストラリアでは一般的とされています。

0 件のコメント:

コメントを投稿